FF13 クリア後感想

  • 2009.12.26 Saturday
  • 15:47
 

さて昨日めでたくクリアしましたので感想を書きます。前半は買おうかどうか迷ってる方向けに、ネタバレしないように書きます。それと、PS3のゲームソフトはこれが初なので他のPS3のゲームを知らない者の感想と思って聞いてください。

全体的な感想ですが、ミロクは大変面白かったです。
FF13のために本体同梱版を購入したのですが、それでも後悔ないです。買って良かった、このゲームが遊べて良かったという感想です。

・「FF」の新作
注意すべきなのは「FFと聞いて想像すると裏切られる」という点。
普段あまりゲームをやらない人も買うゲームなので簡単に進めるように作ってあるかと思いきや、戦闘の難易度がかなり高いですし、シリーズお馴染みの飛空挺やらミニゲームもありませんし、以前通った場所にも戻れません。
ストーリー上で強制でミニゲームをやらされたり、それをやらないと最強の武器が取れないという仕様よりはマシなのですが、進行に閉塞感があるのでちょっと息抜きがあってもいいかなーと思いました。
シリーズお馴染みのモーグリがイラストと名前しか出てこないのが残念。

・戦闘について
戦闘の難易度は高いです。
でも、ミロク的にには実に絶妙としか言いようのない調整の仕方で、ちゃんと考えて戦えば所謂レベル上げ等しなくても勝てるようになっていて、またそれで勝った時の達成感も素晴らしいです。
戦闘に要した時間によって評価がつけられ、下手だと判断されると敵に見つからなくなるアイテム(先制すると非常に有利になる)や防御力の上がるアイテムを落としやすくなります。
逆に評価がいいと武器を改造するためのレアな素材を落としやすくなるようになっています。
評価はこちらの攻撃力(魔力)が上がると目標タイムが短縮されるようになっています。
ただ「たたかう」を選んでいるだけでは絶対にクリアできない(一部のボスは長引くと死の宣告を使ってくる。カウント切れると即死)ように作られています。
キャラクターの成長も章ごとに上限が決められているので、時間をかけて成長させれば楽勝!ということもありません。

・自由度のないマップ
特にFF13を批判する人は「一本道だ」という点をあげますが、それは本当です。しかもかなり長い間逃避行になるので気分的にも追い詰められます。前の章のエリアには一部を除いて全く戻れませんし、町もダンジョンとして通過するだけです。旅をしている楽しみみたいなものは殆どありません。

・用語について
用語が分かりにくいとか馬鹿にされがちですが、それは遊んでないからで、やっていればちゃんと理解できるようになってます。確かにもっと分かりやすい単語で言えばいいじゃない、というものもあることは否定しませんが。

・構成について
前半はストーリー構成がモノローグで語られていくので状況がよく分からないまま進むことになる点と、少し複雑な戦闘システムを理解させるためにか設定に縛られてか知りませんが、最初の3時間の戦闘が非常に退屈なこと。ここで「つまらない」と投げ出す人の気持ちはよく分かります。発売前から情報収集していなければオプティマやらロールがあるという事は分からないので、ずっとこの戦闘が続くのか?と思って嫌気がさしても仕方ないと思います。
せめて成長システムだけでももう少し早く使えるようにしておけば、最初で投げ出す人も少ないだろうなーと残念でなりません。

・キャラについて
キャラクターについては、もう本当に好き嫌いの範疇なのですが、ミロクは戦闘メンバーに限って言えば特に嫌いなキャラは居ませんでした。今回は戦闘メンバーが仲良しというか絆を感じられるつくりだったので見ていて和む事が多かったです。
特にライトニングが目立って紹介されていますが、実際のところは「主人公の一人」という感じですね。敵のキャラも立っていて魅力的な人が多いのにあまり出番がないのが残念ではありましたが。

・ストーリーについて
見せ場というか盛り上げ方やセリフ等は王道で少年漫画のようなアツイ展開が多かったです。最初は退屈だったのですが、7章から話が盛り上がってきてかっこいいシーンも多く、またうるっとくるシーンも多数ありました。エンディングはちょっと短めなのですが、テーマソングを聞いていたらなんだか泣きそうになりました。
ただ、説明不足な部分が多く、特にラストの展開が「なんでそうなんだよ」という感じなので、あまり深く考えないで「あーこのシーンかっこいいねー」とか思いながら遊んだ方がいいと思います。つまりストーリーはイマイチ。

・音楽
どれも素晴らしかったです。音楽のジャンルも豊富でセンスが良く、ちょっと今までのFFにはなかったタイプの曲が多いです。聞いていて気持ちのいい音楽ばかりでした。

・グラフィック
あー、画像に関しては、初のHD機のゲームソフトだったので感激しました。HDMIケーブルと液晶モニタは必須だと思います。綺麗とか綺麗じゃないというんではなく、液晶でも付属のケーブルだと文字が読みにくくて疲れます。
残念だったのはせっかくの美麗ムービーを後から見返す機能がないこと。

ミロクは3D酔いというのは経験したことがないのですが、自分でカメラ操作をするとすごく滑るので酔う人は酔うんだろうなという気はします。

・やりこみ要素
強敵を倒すミッションをこなすことと、素材(もしくはお金)を集めて装備品を改造すること、それとキャラクターの成長です。各キャラクターには得意な役割が3つあって、その役割は成長しやすいのですが、そうでない役割は非常に沢山のコストがかかるようになっています。
また2周目というものはなく、クリア後に少し成長させる部分が増えるので、強化したキャラで倒せなかった敵を倒しに行くという感じです。話としてはラスボスを倒す前からの再開になります。

・まとめ
ストーリーよりも、どちらかと言うと戦闘を楽しむタイプのゲームだった気がします。すごく好みの分かれるゲームだと思うので、これだけの為にPS3を買う価値があるか?と聞かれるともう賭けとしか言いようがありません。とにかく「たたかう」連打では勝てないゲームなので、あまり難しいゲームはいやだという方は止めておいた方がいいと思います。FFだから買う、という人も期待するとちょっと違うなーと感じると思います。
PS3本体を既に持っているとか他のゲームのために買う予定があるという人は一度手にとってみる価値はあるんじゃないかなーと思います。最初の3時間は苦行ですが。






以下ネタバレを含む細かい感想を書きます。閲覧注意。

ライトニングとスノウがしつこくセラの事を言うのですが、プレイヤーからすると回想シーンでちょっと出てきただけの人なので何の思い入れもないために、温度差があります。
実はミロクはずっとタイトルロゴに描かれている女性二人がライトニングとセラだと思っていて、この2人が姉妹であることがストーリーに深く影響を与えるに違いないと思っていたのですが全然そんなことはなかったです。
ルシになったというだけでもオーファンに立ち向かうという動機は十分なので、そんなにセラのことをプッシュしなくてもいいだろうと思いました。大事な人のために戦っているのは皆同じなので、スノウとセラの恋愛だけがあんな高画質ムービーで描かれる意味が分かりません。
ドッジやホープのお母さん程度の描かれ方だったら素直に「頑張れよ」と思えるのですが、あまりにしつこいのでスノウが自分とセラのことしか考えていないように見えてしまって、あまり好感が持てませんでした。

アークライズファンタジアの時に書いたのですが、ミロクはいわゆる「人格の悲劇」より「運命の悲劇」の方が好きなので、理不尽な運命に立ち向かうというストーリーは面白かったです。

コクーンの人々については、シドや騎兵隊、聖府のナバートなどキャラが立っている割にアッサリ使い捨てされてしまったのが残念でした。

それと上の方でも書きましたが、最初の3時間が退屈なこと。
ムービーと移動+戦闘半々くらいの時間割なのですが、その間戦ってもキャラが成長するでもなくお金を貰えるでもなく、ただ使い道の分からない素材とたまにお助けアイテムを落とすだけ。やることと言ったらひたすら○を連打して「たたかう」を選ぶか、HPが減ったらポーションを使うだけ。
多分物凄い丁寧にゆっくり戦闘システムを理解してもらえるようにこうしたんだとは思うのですが「普通の人は魔法は使えずルシになると特別な力を得て魔法やアビリティを使えるようになる」という設定があるせいでプレイヤーがガマンさせられているような気になってしまうのが難点です。
人間結果の出ない作業というのは苦痛なものなので、せめてクリスタリウムだけでも2章で解禁しておいたら大分印象が変わったと思います。どうしても魔法を使わせたくないならロックしておくとか……第一後半PSYCOMの兵士が擬似魔法みたいなのを使ってくるんだからそういう方式で使わせてくれたって良かったのに。

やりこみ要素である改造ですが、敵が実に様々な素材を落とすのですが差があるのは経験値と売値だけというのがちょっと残念でした。
例えば動物の牙などを使うと攻撃力が上がってプリン等から貰った素材だと魔力、毒を持つ生物のものなら毒の追加効果がつく…とかそういうシステムだったらあの多様な素材も生きたのになー。

戦闘メンバーについては、キャラ全員が深くストーリーに関わり成長していくのが良かったです。特にホープとライトニングの擬似姉弟的な関係が見ていて微笑ましかったので、なおのことセラとの姉妹設定が無駄に感じました。スノウはちょっと夢見がちというか理想ばっかり語ったまま終わった気がします。
ヴァニラはナレーションもしてたのでアレなんですが、ファングの重要人物ぶりには驚きました。ファングは戦闘面でも贔屓されてめちゃめちゃ強いキャラなので、後半など彼女が主人公なんじゃないかと思うほどです。

エンディングについては、雰囲気だけはハッピーエンド。
演出とタイトルロゴの絵がエンディングのネタバレだったのかー!!と感動してるうちにスタッフロールが始まって、歌もいいなぁなんて思ってしまうのですが、実は何の解決にもなってないんですよね。
・ファルシが消えたのでコクーンのライフラインも消滅。人々がパルスに降りてきていたけど生活していけるのか
・ライトニング達(ルシ)は、コクーンの人々から忌み嫌われたままではないのか。
・コクーンのファルシは消えたけどパルスのルシは消えてないので、これからもファルシの道具ということに変わりはないのではないか
と、まあちょっと考えただけでも問題山積みなのですが、まあ上で言ったとおりあまり考えないようにしたほうがいいですね……FF10であれだけキッチリとしたストーリーを作っていたというのに残念でなりませんが。

欠点や残念な点はあるのですが、思っていたよりも全然面白いゲームでした。
横で見ていただけの旦那も「他のゲーム機のゲームとはちょっと気合が違うし凝ってるよなー」と言ってたので、年月かけただけのことはあると思います。
好き嫌いの激しそうな作りですし、注目されているゲームなだけにネガティブなことを言う人も多いのが残念です。でも動画を見ただけでは絶対に面白さの伝わらないゲームなので、実際遊んでから文句言えと言いたいですね。まあお高いオモチャなのでそれも難しいんですが。


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